次世代型オルソケラトロジー、オサートとは?
レンズをつけて寝るだけで視力矯正する、オサートという視力矯正法がよくTVで紹介されています。
この矯正法は、従来からオルソケラトロジーという方法で既にあるのですが、オサートはそれをさらに進化させ、適用範囲を広げたものです。
一人ひとりの角膜に合わせて作った特殊なコンタクトレンズを、夜寝ている間に装着することで、起きた時に角膜の形が矯正され、その日一日は一時的に視力を回復させます。
まさに、手術なしで視力を矯正させるということですね^^
オルソケラトロジーは、軽度近視までしか対応できないものでしたが、オサートは、強度近視、遠視、乱視、老眼にまで適応します。
これは画期的なことですね!
近い将来、オルソケラトロジーに代わる技術となるでしょう^^
オサートやオルソケラトロジーは、手術要らずで、寝ている間に視力を矯正することで、日中は眼鏡やコンタクトレンズなしで過ごせるという夢のようなメリットがありますが、残念ながらデメリットもあります。
まず一つは、レンズは毎晩装着する必要があるというところです。
装着を止めると、視力は次第に元に戻ります。
なので、視力が回復するわけではなく、視力を一時的に矯正するものであることを忘れてはいけません。
そして、寝るときの姿勢も、なるべく上を向いて寝る必要があります。
寝相の悪い方は特殊な装具を使ったり、レンズデザインを変更するなどで対応しなければなりません。
もう一つ、オサートに限ってですが症例数がまだまだ少ないということ。
実は、オルソケラトロジーに関しては歴史が古く、アメリカでは1950年後半から行われています。
十分な症例数があるので、手法に関しては半世紀以上経っているということで信頼があります。
この方法が日本で知られていなかったのは、単に日本で導入されていなかったたからなんですね。
日本に入ってきたのはごく最近のことなんです。
オルソケラトロジーとオサートの違いはレンズの構造にあるので、レンズの信頼として症例数が欲しいところ。
なので、強度近視、遠視、乱視、老眼までいかない方は、オルソケラトロジーで十分でしょう。
症例数も多いので比較的安心です。
オサートに関しては、これからに期待ですね^^
角膜手術により視力矯正させるレーシックと、手術なしで視力矯正させるオルソケラトロジーとオサート。
どちらが良いかは人それぞれですので、よく検討しましょう。。
ちなみにオルソケラトロジーは、新宿近視クリニックでも受けられます。
オサートは2012年2月現在、東京の三井メディカルクリニックでのみ行われています。
どうしてもオサートを受けたい方は三井メディカルクリニックで相談して下さい。