レーシック は誰でも受けられるか?
レーシックは多くの方が受け、視力回復に成功している手術なのですが、
残念ながら受けられない方もいらっしゃいます。
角膜の薄い方
レーシックは、角膜を調整することで視力を矯正する手術です。
従って、角膜の薄い方は事前検査で「不適応」となる場合があります。
コンタクトを使い続けている方は、角膜が薄くなっている場合があるので気をつけましょう。
また、眼科によって使っているレーザー機器が違います。
機器が違うと、削る角膜の量も変わってきますので、もし1つの医院で「角膜が薄いために不適応」とされた場合、違うレーザー機器を扱っている眼科の診断を受けてみると、受けられる場合もあります。
目に疾患のある方
緑内障、円錐角膜、角膜潰瘍、あるいは事故で角膜を傷つけたことがある方は受けられません。
そして、過去に重い眼の病気にかかった方も受けられません。
妊娠中、授乳中の方
妊娠中、授乳中の方がなぜいけないのか?というと、レーシック手術の後に目薬を使うからです。
目薬が胎児にどのような影響を与えるのか?
ということが分かっているわけではありません。
何かあってからでは遅いので、現状はそのようになっています。
今後、その影響がないというのが認められると、妊婦さんや授乳中の方も受けられるようになるかもしれません。
未成年者
未成年者がレーシックを受けることは、原則で認められていません。
ただし、全く受けられないということではなく、特別な理由があり、保護者の承諾があれば例外的に認められることもあります。
しかし受けられたとしても、未成年の場合視力が安定していません。
子供が近視になると、ほとんどの場合はその生活習慣によりそのまま悪くなりますが、今後視力が回復する可能性もあるんです。
そして、例え手術を受けたとしても、またすぐに悪くなる可能性もあります。
糖尿病などの内科系の病気や神経系の病気にかかっている方は受けられません。
糖尿病になると、網膜が弱ってくることで視力が低下します。
なので、角膜の手術であるレーシックを受けても視力が改善するわけではありません。
このように、受けられない要因は様々ですし、術式を変えると受けられたりすることもあります。
なので不安な方もまずは眼科医に相談してみましょう。