コンタクトは角膜を薄くする
最近はコンタクトを使う人が多くなりました。
コンタクトはメガネをかけるわずらわしさから解放されたり、見た目を気にする女性ならメガネをかけるよりもコンタクトをするという方も多いと思います。
コンタクトを長くつけると目が呼吸しにくくなるので内皮細胞が死んでしまい、あまり健康的でないのはよく知られています。
しかしながらほとんどの人は長時間使用し、酷使してしまうんですよね。
しかし、コンタクトレンズを酷使すると、角膜が薄くなるというのはご存知でしょうか?
おそらくこれはあまり知っている人はいないと思います。
角膜が薄くなると、レーシックでは不適応になってしまうんですよね^^;
例えばハードコンタクトレンズの場合、10年使用すると角膜が約50ミクロン薄くなると言われています。
特に、眼科医が処方していない質の悪いコンタクトレンズを使うとさらに危険です。
平均的な角膜の厚さは約550ミクロンなのですが、そこから50ミクロンも減ってしまう訳です。
レーシックというのは、角膜を削って視力を矯正する施術ですが、国際基準では250ミクロン以上は残さないといけないことになっています。
残りの250ミクロンから削らなければならないのですが、これはレーシックを行う上ではかなり厳しい数字なんです。
いかがですか?コンタクトレンズって、あまり使いすぎるのも恐ろしいですよね。
最近はレーシックよりもイントラレーシックの方が主流になってきており、イントラレーシックはレーシックよりも必要な角膜の厚さは少なくてすみますが、それでも角膜量が足りなくて、不適応になる方もいらっしゃいます。
レーシックやイントラレーシックで削る角膜実質層は再生しないので、他のPRKやレーゼック、エピレーシックなど、術式を検討しなければいけません。
レーシックを受けることを考えている人は、コンタクトレンズの使用制限を守るようにしましょう。