レーシック を受ける前の検査 (その2)
レーシックの術前検査の続きを紹介します。
前回紹介した検査項目はこちら⇒レーシック を受ける前の検査
眼圧検査
眼に空気を当て、眼圧を測定します。
眼圧というのは、眼球を支えるための圧力で、内側からいつも適度に眼圧がかかっています。
眼圧の正常値は10~20mmHgです。
眼圧が異常に高い場合は、緑内障の可能性が考えられるのですが、緑内障の場合、手術を受けることはできません。
屈折率検査
視力検査だけでは正確な近視の度合いはわかりません。
天候やその日の体調の状態によっても変わるのです。
そのために、さらに詳細な検査として、屈折率検査を行います。
機械により、目に光をあて屈折異常を調べ、角膜の湾曲度や、屈折力や、近視、乱視の度数を測定します。
角膜圧検査
パキメーターという機器で角膜の厚さを測ります。
角膜が薄い場合、レーシックを受けることはできません。
この検査で、レーシックを受けられるだけの厚さがあるかどうかを検査します。
どのくらいの厚さがあれば受けられるかは、レーシックの機器によって違います。
レーシックの機器は毎年進歩するほど技術革新が速いので、最新の機器ほど角膜が薄くても対応できる可能性があります。
細隙灯顕微鏡検査
強い光源の付いた細隙灯(さいげきとう)をつけた顕微鏡で、目を拡大し、強い光をあてて、角膜、結膜、水晶体などの状態を調べ、これらに異常がないか検査します。
角膜形状解析検査
トポグラフィーという機器を使って、角膜の湾曲、表面の形をを測定します。
角膜の屈折率が瞬時にグラフ化されるので、表面の微妙なゆがみなどの形状が精密に再現されます。
この検査により、レーシック手術の精度が飛躍的に向上しました。
クリニックにもよるのですが、これまでにあげたような検査が行われます。
どれも、レーシックを成功させるために必要なものです。
このような検査がきちんと行われる病院は安心ですね。