レーシック専門眼科のメリット・デメリット
前回は美容系レーシック眼科のメリット・デメリットを考えてみましたが、今回は美容外科関係のバックボーンを持った美容系眼科に対して、元から眼科を専門にしてきた専門眼科のメリット・デメリットを考えてみます。
メリット
【眼疾患に対応している】
美容系眼科は、あくまで視力矯正手術の中の一つであるレーシックに特化しているというのが一般的です。
つまり、白内障や緑内障、網膜剥離などのような眼疾患には対応していません。
もし、視力低下が眼疾患によるものであったら、レーシックをしたところで視力が改善されることはありませんし、角膜もムダに削ることになってしまいます。
なので、眼に関するあらゆる視点から判断できるのは、専門眼科の強みです。
実際、美容系眼科でレーシックを受けて問題が発生し、結局は専門眼科に診てもらわなければならなかったというケースもあるようです。
【クリーンルームは当たり前】
美容系眼科では、クリーンルームの設置を売りにしているところもいくつかありますが、専門眼科ではそのような設備のことを何も触れていません。
錦糸眼科 の院長、矢作先生によると、手術場がクリーンルームなのは当然であるので、造語を作ってまであえてアピールするようなことではないとのことです。
確かに錦糸眼科のサイトでは、クリーンルームという言葉は一言も出てきません^^;
医師法によって広告が規制されている専門眼科では、当り前であることをあえてアピールすることはできないのかもしれません。
が、一般の人にはクリーンルームがある方が優れているように見えるので、アピールできないのは不利ですね^^;
デメリット
【症例数が少ない】
症例数が少ない理由は2つ考えられます。
1つは、美容系眼科が各種キャンペーンなどを行い、販促活動を行った結果、レーシックを受けたい方のほとんどが美容系眼科で受けているということです。
もう1つは、専門眼科はレーシック以外の手術や診察も行っているということです。
美容系眼科はレーシックに特化しているので、数をこなせば自然に症例数に比例します。
しかし、専門眼科では眼疾患の対応もしなければならないので、症例数が少なくなってしまいます。
症例数があると医師の技量もあがることが考えられるので、レーシックに特化した技術だけを考えると、美容系眼科の医師の方が技術を持っているかもしれません。
【値段が高い】
レーシックは自由診療ですが、専門眼科は長く保険診療で眼疾患を扱ってきた経緯があり、その際に広告活動が制限されてきました。
制限しているのは、医療というのは販促をするようなものではないという考えからです。
その考えもあって、キャンペーン等の割引は行っていないようです。
レーシックは必ずしも必要な手術ではありませんからね^^;
元々自由診療のものをメインに扱ってきた美容系では、専門眼科が考えるように必ずしも必要な手術でないものを扱っているという考えから、販促活動を行っているのでしょう。
レーシックに特化して、安くて症例数もある美容系、眼疾患などにも対応し、あらゆる面から眼のことを考え、なにか問題があった時にも対処できる専門眼科、どちらもメリット・デメリットがありますが、手術である以上、絶対はありません。
どちらを選ぶのが正解というのもないと思います。
なので、何を選ぶポイントに置くか、自分なりにしっかり考えてから選びましょう。
【オススメ専門系眼科】