まぶたが垂れ下がってくる原因は、日常生活のあの習慣
まぶたが垂れ下がって、実年齢より老けて見られる・・・
そのような方がここ10年間で7倍も増えています。
まぶたが黒目にかかるほど垂れ下がってると、陰気な印象に見せてしまいますので、それが老け顔の原因にもなります。
このように、まぶたが垂れ下がってくること眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)といいます。
ここ10年で激増しているのは、近代的な生活になってやるようになった、ある習慣が引き起こしているようです。
例えば、
- つけまつげを強引に引っ張る
- 花粉症やアレルギーなどで眼を強くこする
- コンタクトレンズの間違った使い方をしている
といったことが挙げられます。
年々まぶたが下がってきている方は、もしかしたらこのような習慣を続けているのかもしれません。
眼瞼下垂症って?
通常、まぶたは眼の上の筋肉やその下の膜などによって支えられています。
ここで、コンタクトレンズの誤った使い方を続けると、眼の内部に炎症が起きます。
炎症が起きると、まぶたを支える膜が緩み始めるんです。
それがまぶたの垂れさがる原因です。
これを元に戻すには、緩んだ膜を短くカットするなどの外科的な手術が必要です。
コンタクトレンズの誤使用が一番多い
コンタクトレンズを使っている人は今では珍しくありませんが、自分が使っているコンタクトレンズの正しい使い方を知っていて、それを正しく使っている人は非常に少ないです。
実はこの、誤ったコンタクトレンズの使い方が、眼瞼下垂症になってしまう一番多い原因なんです。
一般的に、コンタクトレンズは定められた時間内で必ず外すことになっています。
ものによっては長時間使用できるものもありますが、それと同じように8時間と決められているレンズを「面倒だから良いや」と長時間使ったり、つけたまま寝てしまったりすることをやってしまいがちな人が多いのです。
1日無理して使ったぐらいですぐに大変なことになることはありませんが、それはそれで厄介で、ついクセになって毎日の習慣になります。
そしてもう1つ、軽視しがちなのが保存液の使い方。
最初は毎日入れ替えたり、殺菌していたものが、段々と間隔をあけるようになりがち。
そうなると雑菌が繁殖し目の病気を引き起こす可能性があります。
コンタクトレンズは手軽ですが、使い方を誤ったり、管理を怠ると、その蓄積でいつの間にかまぶたが下がってきます。
また、コンタクトレンズと目の間に花粉がたまりやすく、花粉症などのアレルギーを引き起こしやすいなどのデメリットもあります。
今までアレルギーでなかった人がなりやすくなりますし、アレルギーになったらかゆくなるので、目をこすりやすくなってしまいますね。
その点はレーシックに利点があります。
レーシックをすれば、間違ったコンタクトレンズの使い方をすることはありませんし、花粉がたまらないので目のかゆみも軽減されます。
レーシックにはリスクがあるので、受ける時には慎重に決めた方が良いですが、花粉症で悩んでいる方は、アレルギーがおさまっている頃に受けると、今後は軽減されると思います。