花粉症のリスクを低減させる 知っておきたいコンタクトレンズの選び方
花粉症の季節がやってきました。
花粉が多く飛ぶ前に、花粉症対策グッズを用意する頃ですね。
早い方はもう目がかゆくなったり、鼻がムズムズしているのではないでしょうか?
花粉症は、今まで発症していない人でも今年から急に発生することがあると言われています。
それはよく、バケツに例えられていますね。
バケツの容量以上に水を入れようとすると溢れてしまいますが、人はそれぞれ花粉に対する容量を持っています。
つまり、花粉を体内に蓄積してしまうと、花粉症になってしまうわけです。
なので、今花粉症でないという方も気をつけなければいけません。
その容量は人それぞれ違いますし、おかれている環境によっても花粉の吸収の仕方が違ってきますが、どういう環境にいたとしても、できるだけ花粉を体内に取り込まないようにすることが大切です。
そして実は、目から入ってくる花粉に関して言うと、コンタクトレンズが大いに関係しています。
実は、ソフトコンタクトレンズ使用者の9割以上が花粉の時期に目のかゆみを訴えているということをご存知でしょうか?
以前にもそのことについて記事を書きました。
参照:レーシックで花粉症対策
その対策として、眼鏡をかける、1日使い捨てで非イオン性のタイプのコンタクトレンズを使う、レーシックを受ける、ということを挙げました。
今回はその詳細を説明しようと思います。
眼鏡をかける
コンタクトレンズを目に入れておけば、目に直接花粉が当たらないので、入れた方がマシと思っている方もいるようですが、実はそれは間違いです。
逆に溜めこんでしまうんですね。
目にゴミが入ると涙が出てきますが、涙は目に入った異物を流してくれる役割を担っているのです。
しかし、コンタクトレンズ、特にソフトの方は涙を吸収するので、花粉を流さなくなってしまうのです。
そして、乾燥状態に慣れてしまうと、涙が出にくくなることも考えられます。
ドライアイになるのも同じ原理ですね^^
なので、花粉の時期はコンタクトレンズよりも眼鏡の方が良いと思います。
この時期だけコンタクトレンズを替える
眼鏡の方が良いとはいえ、見た目のことや、眼鏡が不便に感じるといったもあるので、コンタクトを手放せない方もいるでしょう。
そのような方は、花粉が飛ぶ季節だけ1日使い捨てのコンタクトレンズに替えるとよいでしょう。
常用するコンタクトレンズは、最近のものはより汚れが付きにくくなったとはいえ、たんぱく質や脂質などは擦っても落ちにくいんですね。
そのような汚れがあると、花粉はより付きやすくなります。
コンタクトをはずした時に洗ったとしても、装着時に付きやすいわけですから、花粉が目に触れている時間が長くなりますので、目がかゆくなりやすいわけです。
なので、それを防ぐためにも1日使い捨てのコンタクトレンズを使用した方がよいでしょう。
また、素材としては、非イオン性のものを選ぶと良いと思います。
非イオン性のものは、イオン性のものより汚れが付きにくいそうですからね^^
レーシックを受ける
レーシックを受けることは、コンタクトから解放されることなので、花粉を目に溜めこまないという視点では効果的と言えるでしょう。
施術代が高いですが、実は5年間コンタクトを使うことと比較すると、施術にもよりますが、レーシックの方が経済的です^^
長い目で見るとこちらの方がよいかもしれませんね。
ただし、現在花粉でアレルギー性結膜炎を起こしている方で、今レーシックを受けようと思っている方は、受けられるかどうかきちんと検査して医師に確認してもらった方がよいかもしれません。