白内障はどのタイミングで手術が必要?
白内障は、加齢の進行と共にやってきます。
だんだんと目の中の水晶体が白濁し、その白濁が増えていくのです。
早期に発見した場合、症状が浅いので視界は通常の見え方と変わりませんが、白濁の進行を抑制するために、点眼薬や内服薬などで対処します。
この薬物療法は、濁ったものを綺麗にするものではなく、濁りを抑制するためのものなので、根本的な解決方法ではありません。
ある程度進行してしまったら、手術を考えた方が良いでしょう。
では、どういうタイミングで手術を考えたら良いでしょうか?
目安は、日常生活でどの程度困るか?
白内障は進行していきます。
進行しすぎると手術が難しくなるので、酷くならないように適切なタイミングで行う必要があります。
その適切なタイミングというのは、日常生活で支障が出ているかどうか、を目安にすると良いでしょう。
例えば、
- 老眼鏡を使っても文字が読みにくい
- 自動車の運転が不安
- 仕事に支障が出る
- 趣味を楽しめない
というような状態になったら、白内障の手術をした方が良いでしょう。
白内障と診断されたら、眼科で定期的な検査を受けるようにしましょう。
上のような状態になったら、医者に相談して手術をした方が良いですが、もっと良いタイミングで行うなら、日頃から医者に診てもらって、その上で相談した方がより適切です。
白内障手術をすると、目の中の水晶体を取り出し、代わりに眼内レンズを入れることになるのですが、レンズには種類があって日常生活に合わせて種類を選ぶ必要があります。
何も考えずに決めてしまうと、あとで後悔しかねませんので、早いうちから定期検査をうけ、相談できる体制を作っておいた方が良いですね。